(ネットからの抜粋です)
もう20年以上もまえに僕が見出した法則の一つに、
「悩んでいる人は,解決方法を知らないのではなく、
それを知っていてもやりたくないだけだ。」
というものがある。
方々で何度も書いたり話したりしている。
悩んでいる人を揶揄しているのではない。
人間というものは,自分のことを一番よく考えている。
貴方のことを一番考えているのは貴方なのだ。
これは例外なくすべての人に当てはまることだろう。
どうすれば良いのかは、わっているけれど、
その方法を素直に選択できない状況下にある。
だから悩むのである。
解決の方法がないわけではない、というのが、
この法則の意味だ。
道に迷っているのではない。
道は目の前にあるけれど、なんらかの理由で
その道を通りたくないのである。
森博嗣 (2009). 自由をつくる 自在に生きる 集英社 p.109